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【世界史学習の入り口におすすめ】最速で身につく世界史/角田陽一郎著レビュー

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世界史の勉強をしようと思ったけど、途中でやめてしまった。

歴史は暗記が多くて苦手だったけど、教養として学び直したい。

面白くスラスラ読める世界史の本を教えて欲しい。

 

そんなあなたにおすすめなのが角田陽一郎さんの「 最速で身につく世界史」です。

僕は中学生の頃から歴史が好きで、高校生のときに世界史にハマりました。

 

いままで何冊も歴史の本を読んできましたが、今までで1番面白いしわかりやすいのがこの本です。

 

面白かった部分の紹介も含めてレビューを書いたので、ぜひ参考にしてみてください。

「最速で身につく世界史」とは?

世界史学習におすすめな本

まずは「最速で身につく世界史」がどんな本なのか。

 

この本はテレビのバラエティプロデューサーである角田陽一郎さんが書いた歴史の本です。

 

本のなかではこのように説明されています。

情報を最速で身につけるのがバラエティ番組で、この「最速で身につける」とい観点で世界史を書いた本。

「最速で身につける」とはどういうことかというと、世界史のおおまかな流れを掴むための本ということです。

 

歴史が苦手な人は年号や人の名前など覚えることが多くて、苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか?

 

>ただ、歴史の面白いところは出来事などの流れを掴んで1つのストーリーとして1つ1つの出来事を繋げていくことです。

 

この本は名前や年号などの細かいことは抜きにして、人類の誕生から未来の話までをさくっと24個のキーワードで1冊にまとめた本で、歴史の醍醐味である流れを掴むことのできる面白い本です。

 

そして、世界史の考え方の本質を学ぶことができる本です。

「最速で身につく世界史」は24個のキーワードで世界史の考え方を学ぶ

世界史の考え方の本質を学ぶことのできる「最速で身につく世界史」。

 

キーワードの1つに「中華の話」というのがあるのですが、中国の長い歴史をだらだらと書いているわけではありません。

普通、中国史と言うと順に追って説明していくわけですが、それは他書を読んでもらうとして…、この本では他書を読む前に重要になる、中華世界の捉え方を説明したいと思います。

中国という国の歴史を学ぶ上で、共通している考え方をこの本では理解することができます。

 

もちろんこれは、現代の中国を理解する上でも”必要不可欠なこと=本質“です。

 

このように、世界史を学ぶ上で知っていなと理解しずらく挫折してしまう本質をわかりやすく紹介してくれています。

 

キーワードは24個

  1. 文明
  2. 宗教
  3. 思想
  4. 帝国
  5. 商人
  6. 中華
  7. 民族
  8. 征服
  9. 周縁
  10. 発見
  11. 芸術と科学
  12. 国家
  13. 約束
  14. 理想
  15. 革命
  16. 産業
  17. 統合
  18. 分割
  19. 戦争
  20. イデオロギー
  21. お金
  22. 情報
  23. 未来

この24個のキーワードが繋がる瞬間がところどころにあって、そして現在・未来につながっていくのを体感することができます。

きょーへい
きょーへい
この24個のキーワードの中から1つだけ紹介しますね!

【ちょっとだけ中身の紹介】国の名前を本当に理解している?

みなさんは「日本」の正式名称をご存知ですか?

〇〇共和国とか〇〇連邦とか理解していますか?

 

この本の13個目のキーワード「国家の話」を読めば国の名前がザックリ理解できます。

 

国の種類は大きく分けると2種類になるそうです。

  1. 王国…神様が代表者(王様)を選ぶ
  2. 共和国…そこに住む人が代表者(大統領)を選ぶ

大きく分けるとこの2種類。

 

ここまでは簡単ですよね?

 

では、最初の質問に戻ります。

 

日本の正式名称は…

 

「日本国」です。

 

その前は大日本帝国です。

あやき
あやき
国は王国と共和国の2種類って言ってたのに、日本はどっちも国名についてないし帝国だし…

「帝国」は世界史を学んでいると本当にたくさん出てきます。

 

帝国には皇帝がいて、皇帝は王様を支配している王様のこと。

会社で言うと、さしずめ各グループ会社を束ねるホールディングスの会長とでも言いましょうか。

大日本帝国でいうと皇帝が天皇陛下で、当時は朝鮮や台湾も支配していたので帝国なんですね。

あやき
あやき
こうやって噛み砕いてくれるとわかりやすいね!
きょーへい
きょーへい
そうそう!特に会社とか現代に当てはめてくれるからイメージしやすいのがこの本の特徴なんだよ!

では「日本国」というのは一体なんなのでしょう?

 

日本は第二次世界大戦で敗れて、天皇は日本の象徴と憲法で定められたというのは勉強しましたよね?

 

では「日本国」と言うのはなんなのか?

象徴というのは、代表でありながら権限はないということを言い換えているのでしょうが、王国を名乗るわけにもいかず、何となく国の代表者もぼかして、「えーい、よくわからんから”国”でいいや。”国”だけ付けとこう!」ということで日本国になっているのだと思うんです。

筆者はこれを「日本的曖昧さ」と言っていますが、妙に納得できるような気がしませんか?

 

では、中国(中華人民共和国)の代表の「国家主席」って?

 

気になる方は、ぜひ「 最速で身につく世界史」を読んでみてください!

まとめ:世界史好きも苦手な人も必読です

いかがだったでしょうか?

 

最速で身につく世界史」は、これまで数々のバラエティ番組を作り出してきた筆者だからこその、わかりやすさと面白さを兼ね備えている本です。

 

この本を読めば世界史を新しい角度から見ることができて、歴史を学ぶときの理解度がグッと上がるはずです。

 

この本を読むかどうかで、世界史を楽しく学べるかどうかが変わってくると僕は思っています。

 

ぜひ、騙されたと思って興味のあるキーワードだけでもいいから読んでみてください。

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